血圧とは血液が血管壁にかける圧力のこと。高血圧はその圧力が高い状態です。

血圧の上昇には、もって生まれた体質と、食塩とり過ぎ、肥満、運動不足、ストレス、お酒の飲み過ぎ、喫煙などの生活習慣が関わっています。

食塩を多くとると、血液の塩分濃度を一定に保つために水分が血管内に集まります。その結果、血液の量が増えて血管に高い圧力が加わるのです。

高血圧の怖さは、血管を傷つけて動脈硬化を進め、脳、心臓、腎臓という大切な臓器も傷めてしまう点にあります。

 

早く見つけるには?

家庭で測る血圧がより重視されるようになりました。1日の中で変動し、朝起きてポンと血圧が高くなる人が脳卒中の引き金になりやすい早朝高血圧です。2019に日本高血圧学会が新しいガイドラインを発表しました。収縮期血圧が130~139の場合は、今回から高値血圧として改善に取り込むべき予備群に分類されるようになりました。

1日2回、朝起きてトイレを済ませ飲食前に夜は入浴や食直後を避け、測りましょう。

高値血圧だとわかったら、放っておかず生活習慣を修正しましょう。

 

家庭での注意点は?

血圧は、季節にも左右されます。寒くなると10~20上がることはよくあります。

1日6g未満を目標に減塩しましょう。骨粗しょう症予防にもつながります。

ナトリウムの排出をうながすカリウム、血圧上昇を抑えるマグネシウムやカルシウムも積極的にとりましょう。野菜や果物、ナッツ、乳製品など豊富です。お酒は適量、禁煙は絶対です。

運動は、塩分排出という点でも、肥満解消という点でも有効です。有酸素運動を1日30分、筋肉に負荷のかかる運動を1日2回、3回行うことが理想です。階段の昇降や椅子に座って脚を上げ下げするだけでもいいので続けましょう。週1回でも実践すると改善につながります。

 

製鉄記念八幡病院 病院長 土橋 卓也 先生 情報から