12月13日(金)、イオン八事ショッピングセンターにてシニア世代向け講座を開催し、定員20名を超える27名の方にご参加いただくことができました。
今年度3回目、最終回のテーマは『「在宅医療・介護」と「人生会議(ACP)~人生の終わりまで、あなたはどのように過ごしたいですか~』。
名古屋市はち丸在宅支援センターの江口裕美様、上甲奈央様にお話を伺いました。
『名古屋市はち丸在宅支援センター』は、病気を抱えながらご自宅で生活をされている方、これから家で生活をしたい・続けたい、という方の相談窓口です。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、人生の最終段階を自分らしく生きるために「今まで自分の人生の中で大切にしてきたこと・これから大切にしたいこと」「自分が望む医療とケア」などについて、元気なうちから考え、周りのご家族や信頼できる人と繰り返し話し合って共有する取り組みのことです。
住み慣れた自宅で最期まで過ごす場合、どのような医療やケアが受けられるのか
『名古屋市在宅医療・介護のしおり、アドバンス・ケア・プランニングをご存じですか』のパンフレットに沿って説明をしていただきました。
(パンフレットは、名古屋市はち丸在宅支援センターのホームページから閲覧可能です)。
講師の方が実際に経験されたエピソードや、頭の休憩も含めたACPに関するクイズを挟みながら、人生における大切なテーマについて講義をしていただきました。
講義のあと、参加者の方より「自宅の看取りは家族の負担が多いと思うので決心がつかないがどうしたらよいか?」「ACPは決まった書式があるのですか?」とのご質問をいただきました。
ご自宅での看取りについては“それまでのご家族との関係性もあるかもしれないですが、ご家族が必ずしも負担だと感じるとは限らない”ことや、“ACPには決まった書式はなく、白紙でもよいので自分の思いついたものを書くと良い”とのアドバイスをいただきました。
皆様も、人生の最終段階の過ごし方、という大切なテーマについて、少しずつご自身で考えたり、周りの方とお話ししてみてはいかがでしょうか。
来年度以降も、イオン八事ショッピングセンターにて、シニア世代向け講座の開催を検討していきたいと思います。